東京バレエクリニック
クラシックバレエの障害の原因の究明と治療法の開発のため、東京大学医学部病院の医師らの協力を得て「東京バレエクリニック」が開設され10年を迎えました。特に、メスを入れることを最後の手段とする外科医療を目指し、物理療法による治療法の研究を進めています。
また、2000年東京大学医学部病院の開発した医学理論に基づき開発された血液循環療法によるバレエ障害の治療のための治験が10年間続けられています。
バレエを学ぶ 10代のバレエ学校生徒のバレエ障害のデータの集積では一万人の症例を集め、日本有数のバレエ障害診断研究を行っています。
十字靱帯断裂、半月板損傷など従来は手術が必要であった障害も血液循環療法による新たな治療技法により、メスを入れることなく舞台に復帰するための先端医療の治験が行われています。特に、血液循環療法は捻挫などの靭帯の障害、坐骨神経痛などの神経系の痛みを抑える強い鎮痛効果の発現が確認され、多くのバレエ学校生徒、プロバレエダンサー、バレエ教師の障害治療に役立つようになりました。
これまでの研究は医学論文となり学会で発表され、医学界に還元されています。
10年間に渡る、これまでのバレエ障害の治療の研究は、音楽家の障害の治療にも役立ち、音楽障害の治療にも応用されるようになりました。
東京高等バレエ学校の生徒の健康の維持にこれらの基礎医療研究を役立てると共に、外部のバレエ学校生徒、ダンサーの健康相談にも応じております。
東京バレエクリニック TEL: 0423-36-4034